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インターンシップ体験記

私は約5か月間、「WASABI Creation」というスタートアップ企業でインターンシップを行いました。当社はシンガポール人でありながら日本での就業経験もあり、日本への造詣が深いトン・チョッ・フォン氏により設立され、市場開拓に関するコンサルティング業務を主業としています。

具体的には、日本企業がシンガポール(東南アジア)進出の際、マーケティング戦略立案やパートナー企業のソーシング等を行っており、近年ではシンガポール等の海外企業の日本企業進出支援にも力を入れています。設立4年目ながら、星乃珈琲店、ユーグレナ、ドン・キホーテ等の大手企業ともビジネスの実績があります。

求人自体は大学のポータルサイトではなく自分で探しました。キャリアの幅を広げるべく、これまで経験のなかったマーケティングやコンサルティングに挑戦してみたい、英語でビジネスをする経験を積みたい、かつ日本人としてのアイデンティティを活かしたいと考え、当社を選びました。

当社では、MBA学生ということで、インターンシップながら責任のある仕事を任せていただき、案件のソーシング・海外進出を検討している企業との面談から提案書作成、その後の案件遂行までを一貫して担当させていただきました。また、会社紹介資料を日本語および英語で作成する等、自らの経験を活かした仕事もさせていただきました。

特に印象に残った仕事は2つあり、1つはインフルエンサー・マーケティングです。北米の健康食品企業が日本でYouTuberによるプロモーションを検討しており、YouTuberの選定から動画作成支援、納品管理までを一貫して担当しました。企業側とYouTuberのスケジュール感のずれや動画に対する考え方の違いを上手くマネージメントする仕事でしたが、文化の違いを乗り越えてビジネスをすることの難しさとやりがいを肌で感じることができました。

もう1つは、シンガポールで働く外国人家事労働者向けの日本語教育プログラム立ち上げです。シンガポールでは、富裕層がいわゆる「メイド」を雇うことが一般的ですが、待遇が恵まれているとはいえず、家事労働者はキャリアアップのために週末に介護福祉士養成学校へ通っています。日本で外国人の介護福祉士受け入れが始まったことに伴い、日本での就業を希望する家事労働者も増え、こうした人たちへの日本語教育支援を当社が受託しました。私にとっても、日本の外国人受け入れ制度を外側から見つめる良い機会となりました。

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